特許庁:意匠法改正素案

少し前になりますが、特許庁が意匠法の改正を検討していることを記事が伝えています。
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/181106/mca1811060500006-n1.htm

意匠法の改正については、「産業構造審議会知的財産分科会意匠制度小委員会」で検討されており、その議事録や配布資料は、下記で公開されています・
https://www.jpo.go.jp/shiryou/toushin/shingikai/isyou_seido_menu.htm

議題としては、下記の6項目が検討されています。
1.画像デザインの保護
2.空間デザインの保護
3.関連意匠制度の拡充
4.意匠権の存続期間の延長
5.複数意匠一括出願の導入
6.物品区分表の見直し

IT企業の興味のあるところでは、「1.画像デザインの保護」ではないかと思いますが、最近開催された小委員会の資料からは、画像デザインの保護の保護範囲について、

・PCやスマホの機能に関係する画像(操作画像や表示画像など)は、 画像がPCやスマホに記録・表示されていてもいなくても保護対象とするべきではないか。
・PCやスマホの機能に関係のない画像(壁紙等の装飾的な画像、映画・ゲーム等のコンテンツ画像など)は、保護対象とすることは慎重であるべきではないか。

等が話し合われているようです。

その詳細については、資料をチェックしていただくとして、IT企業を支援する知財関係者としては、ユーザとの接点である画面等の画像デザインはそのソフトウェア(機能)の使い心地を大きく左右するものであり、多大な労力・試行錯誤の結果、創作されるデザインへのタダ乗りを防止する方策は必要だと感じています。

企業のデザイン創作を適切に守る法改正を期待したいと思います。


さわべ特許事務所
http://sawabe-pat.com/

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